あーまたドック入り!

20110417
土屋さん小坂、ヤンくん寺田君で伊豆へツーリング!途中またまたエンジンかからず!なぜかプラグから火が飛ばない!タンク外してごそごそしてると、突然火花がでた?もーわからん!TIoに預け、電気系統総とっかえ!をお願いした。もう電気系統はこりごり!
a0051924_22273147.jpg

a0051924_22382924.jpg

ツチヤさんが乗るとベベルも小さくなります。
a0051924_2241152.jpg

ヨットと同じで本当に気持ちがいいバイク日和は年に数日しかないだろう!
本当にいい天気でしたが、帰りはサブイサブイ!ツチヤサンは途中でおかしくなりました!
by hiki-hiroyuki | 2011-04-24 22:52 | Comments(0)

20110417

20110417
TIOさん主催のツーリング。日高サンもお誘いして一緒に行く。

「金曜日ピックアップにTIOに行くものの、またまたバッテリーがあがっているのという、今まで何回とあった症状がまた再発。電車で帰り再び入院。土曜日ハーバーから夕方TIOに行く。中崎君が手慣れた作業でレギュレターを交換してくれる。エンジンをかけて電圧を計ると14、6V!前のレギュレターより発電量が高いようだ。テスターを当てても、リークは0.01Aだったので、目立ったリークがないが一応駐車場ではマイナス端子をはずしておいた。今日のツーリングが終わってからは、端子をはずしていないので、これで週末バッテリーが上がっていれば、電気系統に問題ありとなる。」

朝からは無事に一発でエンジン始動。7時に西湘バイパス到着。もう既に日高サン到着。ビモータで登場!とてもマニアックなバイクです。今回は12名のツーリング。
とにかく400キロ近く走った。伊豆半島といい!伊豆スカ!といい本当にすばらしいロケーションでした。ベベルキックバイクでまたまた皆さんの足を引っぱりました。本当にすいません!いつもいつもです。しかしカーブは怖い!もっと練習しないとなかなかベベルは乗れません!腰も首もくたくたです。

ベベルAEOLUSⅡは概ね調子は良かった。伊豆高原の高所ではアイドリングが低くなりエンストが頻繁に起きる!これまた初経験。酸素の量、気温がキャブレターに影響を与えているようだ。

エンストも頻繁にしでかした!キックもびしっといかなかった!まだまだバイクに乗れていない!
まあ、ドック入りが多かったのでしかたがない!こらからゆっくり覚えていこう!
チェンジも入れ方によっては、入らずにニュートラルになることもしばしばだか、何となくコツが見えて来た。だが!コーナー手前でのシフトダウンはリスクが大きい!まだまだ変な入れ方をするとニュートラルになってしまう。攻めまくるバイクではないので、ぼっちらぼっちら走るとしよう!
しかしみんな早い!自分はまだまだ怖くて怖くて!走れませ~ん!
a0051924_22402381.jpg

国産レギュレターに交換してもらう!これですべて!が解消するか?今週末のバッテリーにテスターを当てるのが楽しみ!
a0051924_22442319.jpg

いやーF1かっこいいな〜!セカンドバイクに!と思っているが、やっぱり今のバイクかな〜!悩むな〜!すぐに動くバイクがあると、ベベルAEOLUSⅡは磨きバイクで、本当に最高のシーズンに引っ張りだす「ここイチ!」バイクにできるのにな〜!ベベルデビューした割りには弱気です。ばんばるぞ!
by hiki-hiroyuki | 2011-04-17 22:47 | Comments(0)

20110416

20110416
9時30分レンターカーを借りて、横浜ベイサイドマリーナセンターハウス集合。メンバーは作山サン広川サンシンペイ先生、海宴隊からは、水野サン、仲サン。
倉庫からハイエースにどんどん積み込む。水の中から引きづり出した作業に比べれば、らくちんらくちん!西武空輸さんの倉庫に運び込み、全て終了!みなさん、今日来られなかったみなさん!すべてのみなさん!ほんとうにお疲れさまでした。
a0051924_2211540.jpg

a0051924_22125578.jpg

a0051924_22153886.jpg

a0051924_22171384.jpg

すこしでもフライデスの次の航海に役に立つことを祈ります!
by hiki-hiroyuki | 2011-04-17 22:18 | Comments(0)

海宴隊隊長東出メールより抜粋

いやぁ、春ですねぇ

いい陽気です。桜もきれいですねぇ。
花見でもしたいものです。

そう、それで、そもそも
僕らがまさに福島県のいわきの海に入っていた
4月2日土曜日の正午に福島原子力発電所から
高濃度の放射性物質が溶け込んだ水が排出されていた訳で、
当初、その濃度は1万倍と言われていたんですが
昨日の報道だと35万倍とか50万倍とか言われており、
いわき市からはるか南の茨城県沖で獲れたコウナゴから、
非常に高い濃度の放射能が検出されたりと
ビハインドな話ばかり出ておりました。

福島県いわき市小名浜、
福島原発から距離にして40㎞南、
潮は南下、
放射能は海水で希釈されるから大丈夫と言われるものの、
それは、沖の話で、沿岸部は拡散されにくく、
とにかく、まずい、超まずい

人生の折り返しをまわった
比企さん、水野さん、東出等々はまだしも
まだ子供もいない安藤マンや
ましてや、縁もゆかりもなく、突如駆り出された
小原沢さんなんて、どうなってしまうのか....

しかし、
海宴隊のメンバーは「大丈夫、大丈夫」ってとりあってくれません!
「たいしたことないよー」って。

「もし被曝してたら余生を楽しもう!」って
比企さんは「もう1台バイク買う!」って

そしたら
水野さんとかそれに同意して
「そうね余生を楽しもう、騒いだってどうにもならないよ、天然放射線治療だっ
て」って

どうかしてます
みなさん!

達観してるのか
厭世的なのか
世捨て人なのか
社会不適合者の集団ですね(笑)

やっぱ、この中においてまともなのはわたしだけ。
ミスターシーベルトと呼ばれた不肖わたくし東出がみんなを代表して
この状況を打破すべく、病院に代表して検査に行こうじゃないかということで行っ
てまいりました。

まずは、どこに行けばよいのか、まったくわからず
インターネットで色々調べると、これは、病院より保険所がいいとYahoo!知恵袋に
書いてまして
川崎市の保険所へ電話したところ、
「ここでは分かりかねるので、川崎市の環境局放射能担当へ連絡してくださいって
ことで
ぜんぜん、保険所なんか対応してないじゃないということは置いといて、
川崎市の環境局へ
すると、ここでは、「被曝の疑いのある方ですね?」って確認され
「こちらでは分かりかねるので「放射線医学総合研究所」というところが問合わせ
の窓口を開設しているのでそちらに連絡を」って。
なんだよ、このたらいまわしと思いながら、怒ってもしかたないと思い
放射線医学総合研究所の問合せダイヤルへ

ここがまた、ひどい、
若い感じの女性の声なんですが、なんとも軽い!
一通りの説明をすると

女性:「えーーーいわき市ですね、えーいわき市の海水、表層部の放射能濃度は○○
ですので、まったく問題ないですね」って

わたくし:「それいつのデータですか?」と尋ねると

女性:「3/31のお昼のデータです」って

わたくし:「お前、人の話きいてるか(怒)!、海への流出は4/2だろうが!」

女性:「そうなんですか?」

それで、とにかく診察してくれるところをと聞くと

女性:「都内の病院で、放射線科があるところは、計測器があるので、大丈夫だと
思いますよ」とまた軽い返答

わたくし:「計測器があるということと、診察してくれるということはイコールな
んですか?」って聞くと

女性:「それは....」

わたくし:「とにかく、具体的にどこの病院に行ったらいいのか教えてくださ
い」ってことで出てきたのが

ヨウ素患者の受け入れ体制があるので、東京医科大学付属病院なら大丈夫でしょ
うってことで

電話番号を教えてくれました

ここからが、また大変なんですね
この病院、電話すれどもすれども、担当者がいない。
そもそも、被曝患者の担当なんていないかもしれませんが。
しかも、ホームページを見ると、他医院からの紹介状がないと診察しませんって

結局、当直の放射線科の先生がつかまったので、状況を説明したら
とにかく、明日来てください、それと、徹底的にシャワーを浴びてくださいと言わ

病院へ

病院の初診受付に行って
状況を告げると、スタッフがあわただしくなり、
こちらへどうぞって案内されまして、

この案内する事務の方の僕との距離のとり方がこれまた微妙でございまして

通されたのが、独立空調ユニットなる、小さな小部屋。

人は誰もいず。シーーーンとしてるの

しばらく待つと、3人の放射線科の先生が現れ、
状況を根掘り葉掘りしゃべらされ、
(ひとりは、興味本位の見学っぽいね)
とにかく、測定してみましょうということになり、

結果は

なんと

なんと

なんと


ご陽気な人達のパワーは

ほんと、すごいですね


「自然界に存在する放射能濃度となんら変わりません」って


スイマセンデシタ
期待に応えれなくて(笑)
(これは、何もなかったから言える台詞ですね、すいません)

という訳で、なにはともあれよかったです

安藤マン、安心してこども作れるね

水野さんも長生きしてください

小原沢君も突然の災いで死ぬと言うことにならずによかったです


大山鳴動してネズミ一匹とはこのことですね

しかしながら
僕たちは大丈夫だったけど

止めたのに次の日も海に入り続けた

比企さんは違うかも....


初診料3,500円と診察499円、合計3,999円でございました。



隊長お疲れさまでした。
海宴隊でできることはやりましょう!
東日本大震災!もうあばれるな!もう十分!もうおとなしくしてくれ!
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます!
a0051924_23483026.jpg

a0051924_23485032.jpg

a0051924_23491188.jpg

a0051924_23493270.jpg

a0051924_23495052.jpg

a0051924_2350649.jpg

a0051924_23502296.jpg

写真に出ていない方もたくさんご協力いただきました。本当にありがとうございました。
by hiki-hiroyuki | 2011-04-10 23:40 | Comments(0)

フライデス救出作戦

3月30日
5時30分に一人で小名浜の「フライデス号」に向かう。ヨット仲間の和深さん、今井さん、サルベージ会社の安田解体さんと9時に待ち合わせ、「大潮満潮」じゃないと引き出せないのか?引き出す方法、それまでの段取り、コストなどを相談するために!
フライデスに着いたときは満潮前、安田解体さんに船を見てもらい、磯の様子や水深をチェック。満潮まですこし時間があるので再度満潮の13時30分に再び集合することにする。
13時30分
a0051924_0304675.jpg

a0051924_030423.jpg

満潮のため完全に「水船」状態!とにかく船底のダメージが解らないと、引き抜いても沈没してしまうので、まずはポンプで水を吸い上げ、船のものを全てだし、船底をチェック、修理が必要なら修理をして、再び注水する、、という計画を決める。小型のタグボートしか浅いので使えない!とにかく引っぱり出すしか方法はないだろうとのこと。またこちらの準備ができればすぐに動きますとのこと。いよいよ救出のための準備に入る。
19時30分
通訳をお願いした溝際さんとエリック夫妻、助っ人のティオと写真を見せて打ち合わせをする。南極で水船になったフライデスを自分たちの力で再び航海可能にした自信があるようで、全くシリアスな様子を見せない。
1、ポンプで水さえ抜ければ、東京までセーリングで行ける。
2、そのための電源用のジェネレーターを持って来ている。
3、テンダーでアンカーを売って、ウインチで巻き上げれば離礁できる!
いくらそんな状態ではない!と説明して写真や動画を見せても圧倒的にフライデスのタフさを信じて疑わない。これは単なる座礁ではなくとてつもない!津波がおそったので全く違う!といっても全く話にならなかった。
「船底のダメージが解らないと、引き抜いても沈没してしまうので、まずはポンプで水を吸い上げ、船のものを全てだし、船底をチェック、修理が必要なら修理をして、再び注水する、、という計画」はまったく聞き入れない!
僕は、津波はマリーナで4〜6メートルぐらいが襲った!と言っても、、、、「それぐらいなら大丈夫!」いくら話してらちがあかない!
とにかく、そのまま二人ともホテルで仮眠を取って朝4時に出発することにする。

3月31日
7時00分フライデスに到着。潮がまだ高いので時間待ちをする。8時よりティオと二人でフライデスに渡る。無事に磯に上ることができた。先にロープを張り、ティオにロープを渡し磯に引き上げようとすると「ぶち!」と切れ、ティオは首まで水につかってしまい、胸にしまっていたビデオが水没するというハプニングも起きる!
a0051924_18551613.jpg

二人でフライデスに乗り移り、まずはラダーをチェックする。なんとか無事に動いているようだが、、、、ティオはハッチから船内に降りる。めちゃくちゃな船の中をみて、とてつもないダメージに落胆する。今までの自信が一挙にくずれて行くのが解った。防水カメラで船内を撮る。エリックがテンダーで渡りたい!とこと。ティオと二人でテンダーを引きずり出し、なんとか陸にあげることができた。フライデスには何も全くできないままであった。
エリック船長に撮影した写真をパソコンに入れて見せる。エリックも落胆が隠せない!この状況なら廃船かもしれない、自分の体力年齢からすると、この船を治すと倍の時間と倍のコストがかかると、、、昨日までの自信が一挙になくなった。僕はあきらめることができない!、エリックはこの状況を早く嫁さんに相談してどうするか決めたい!と、、、何もできない僕たちはとにかく成田のホテルに戻ることにする。
18時00分
ホテル到着
奥さんに写真を見せる。あまりの悲惨さに写真を見ながら涙している。たくさんの思いでが詰まっている愛艇の姿は堪え難いものだろう。本当に気の毒である。
大きな方針を決定する。
1、基本は廃船を考える。
2、ウインチなどの高価な艤装品は取り外したい。
3、ポンプアップしながら全ての船内品を陸上に引き上げる。
4、その上で船底のチェック。もし再起可能なら注水して再び着底させる。
5、だめなら廃船。できる限りの艤装品の外しにかかる。
6、作業日を人数が確保できる土曜日早朝5時からとする。
7、作業に必要な発電機、ポンプ、工具の手配を行う。
この方針でエリックも納得する。ただし廃船する方向が基本にかわり、フライデス救出の可能性はどんどんなくなる。しかし少しでものぞみがあるかもしれない!ホテルで一度解散した後、和深さんに発電機、ポンプの手配。久保さんには工具一式、その他の必要なものを電話連絡して土曜日早朝に備える。

a0051924_18253555.jpg

スタンハッチよりコートランドが見える。完全にスタンハッチも外れここから波が打ち込み水舟になったと考えられる。
a0051924_1827847.jpg

板のラインが水面。
a0051924_18275299.jpg

a0051924_18281195.jpg

a0051924_18283678.jpg

とにかくむちゃくちゃな船内。全て運び出すという作戦自体に無理があった。
a0051924_18293564.jpg

a0051924_18295970.jpg

撮影した船内や座礁の状態を確認するエリック。予想以上のダメージに落胆する。南極で水舟になっても再起したフライデス!津波のダメージはとんでもない波がデッキに叩き付け全てのハッチを破り浸水しながら流れ、小名浜の磯で座礁したと考えられる。

4月1日
昼過ぎに都内を水野さんと出発。
小名浜インターで和深さんと待ち合わせをする。和深さんの仕事仲間のご好意で無償で発電機、ポンプ二台、バケツ二個をお借りする。カントー技研吉成社長本当にありがとうございます!その後フライデスの様子を見に行く。明日の作戦を考えるために。元自衛隊の広川さんに電話連絡すると、絶対的に全員の体力温存のためにも船と岸壁にロープを張って荷物を運ぶのが一番いい!と教えてもらう!夕方久保サン東出隊長も合流する。食事後、ホテルにて明日の計画メンバーを綿密に決める。
a0051924_1844093.jpg

信じられない光景。この船が津波でここまで運ばれ沈没するまでは想像をすることすら難しい。
a0051924_18451790.jpg

前日の満潮。こうなると渡ることもあやぶまれる。とにかく朝9時の干潮から満潮が15時なので昼までが勝負!

4月2日作戦決行!
東出隊長メールより抜粋
a0051924_22295355.jpg

福島県いわき市小名浜での
フライデス救出作戦は
終了いたしました。

比企さん、久保さん、水野さん、安藤マン、ベイサイドマリーナからスージーの作山さん、元自衛官の広川けんちゃんさん、アースマラソンをお手伝い頂いた鴇田さんの会社の山中さん、小原沢さん、新平先生、そして東出が
参加いたしました。
a0051924_22315647.jpg

まずは折れ曲がった柵の撤去からスタート。いきなり久保さんグライダーの歯3枚使ってカット!!!

ここで、いわき市の現在の状況に少し触れておくと
道には今回の地震で所々に段差が出来ており
車で走っているとびっくりします。常磐道も少し段差があり、高速道路は死ぬかと思いましたは。
電気もガスも水道も、
今回、宿泊したファミリーロッジ旅籠屋勿来(なこそ)店は
復旧しており
シャワーも熱いお湯で
ウォシュレットまで使えて超快適でした。
コンビニやカインズ、ガソリンスタンド、レストランも普通に営業しており、特段、混んでいるということもありませんでした。
レストランでは
普通にお酒を飲んでいる方々も多数。
しかしながら、海の近くの小名浜エリアに行くと、状況は一変、
津波で家屋は倒壊し、あちらこちらにひっくり返った自動車やら
海からうちあげられた船、コンテナ。
折れた電信柱に散らばる家財道具。それはそれは酷いものでした。津波の凄まじさを物語ってました。


その小名浜へ
比企チームは前日入り
安藤マンは2時に新橋待ち合わせで
小名浜に朝5時集合。
満潮の15時くらいまでに
座礁するフライデスの船内から荷物を運び出す。
方法は
船から防波堤までロープをはって
滑車を使って吊り下げて運び出す広川チームと、
テンダーを使って海から運び出す作山チーム
海、空を使って次々に荷物を運び出すこの作戦は
名付けて
「オペレーション:ロープウエイ!重い人はテンダーでお願いします!」
a0051924_22364514.jpg

a0051924_22404029.jpg



1 準備から積み出し開始
2 船内がクリアーになったらダメージチェック
3 あきらめる廃船OR救出を判断し廃船の場合は主要部品取り外し救出する場合は船底修理かその日無理でも最終的に注水してその日の作業終了

作業開始

海部隊は
胸まで海に浸かっての作業
ウェットスーツ部隊の
「全魚人チーム」
a0051924_22355963.jpg

カッパだけの
「半魚人チーム」に分かれ
海中と水際での作業としたものの
始まってしまえば
関係なしで
みんな海の中

また、船内から荷物を引き出すのも
地球を7周、南極で越冬もしたことがあるこの船は、
とにかく、すべてのものがでかい&重い。

浸水してぐちゃぐちゃになっている船内から、水を含んで100㎏はあろうかというセールや
「でかい!」って思わず言ってしまうほど巨大なアンカーやウィンチが多数。
極めつけは
総重量400㎏以上はあろうかというふっとくて、長いアンカーチェーン。

波は激しいは
どんどん潮は満ちてくるは
岩場はこけだらけで
普通に立つことも難しく
荷物は重い

腕は棒のようになり
手の感覚がなくなり
握力が入らない
腰は痛いし
体の自由がきかない状態に。

波の音で声がかき消されるので
怒号が飛び交い、作業は休むことなく続けられました。
a0051924_22473347.jpg

高濃度の放射性物質が
40㎞しか離れていない
福島原発から海に直接流出していたなんてもまったく知るよしもなく。


海宴隊整備史上
最も過酷で命がけの作業でした。
それもこれも
フライデスをなんとか日本の海から旅立ちできるよう!がんばるというミッションのためだったのですが…


最終的にくだされた判断は
船体放棄、復旧の見込みなしということになりました。

地球を7周まわり、南極で越冬までした船も、今回の東北・太平洋沖地震には勝てず、
あっけなく終焉を迎えることとなってしまいました。

なんとか
日本から送り出してあげたかったのですが
願いは叶わず
いつか、フライデスの遺志を我ら海宴隊が受け継いでやりたいと思い船内から撤収。

陸にあげられた荷物を
仕訳し、横浜ベイサイドマリーナまで運搬するための積み込みを終え、1日目のミッションは終了しました。
a0051924_2248611.jpg

満潮とともに残った荷物が一挙に流されました。全員が陸に戻ってすぐのことでした。

ほんとうに
皆さんご苦労様でした。
劣悪な作業環境の中、
ボランティアでご参加頂き、
なんの文句も言うことなく
お手伝いいただきまして。

何かをなし得たかというと
目的は達成されず
虚しさと極度の疲労が残っただけでした。
ドイツ人のオーナーエリックからは感謝されているのかいないのかよくわからない、無愛想&無口。(本当に差し入れのひとつも、「Thank
You」の一言もありませんでしたね(苦笑)ドイツ人気質なんでしょうか)
a0051924_2244717.jpg

言葉少ないですがみんなのこととても感謝してました!ご安心を!

直接的ではないですが
今回の作業を手伝うことで
少しはこの地震から復興することの手助けができたのかも、東北の方々へ役にたつことができたのかもと言うことが唯一の心の救いだったのかもしれません。
a0051924_22494223.jpg

一つ100万円するウインチすべてはずしました。エリックの根性すごい!また船作るそうです!


ちなみに
作業終了後は
食事して泥のように眠ってしまいました。

皆さんお疲れ様でした。
a0051924_2251019.jpg

ポンプアップした船内のようす。しかしこの後浮きかけた船が磯に叩き付け断末魔の悲鳴には心が砕けました。
a0051924_22521894.jpg

エンジンチェーンソーを持っている人はあまりいません。
a0051924_22525212.jpg

スピンポールも分割して運ぶことにしました。つながったときはフライデス2世が浸水だ!

4月3日
東出隊長メールより抜粋

フライデス救出作戦2日目は
小名浜へ残るチームは
比企さん、久保さん、水野さん、新平先生、東出。
加えてオーナーのエリックさん。
エリックさんは
なんと、昨夜のいわき市から成田のホテルへの帰路で、
居眠り運転をしてしまい、新品のレンタカーの右側が無惨にも傷だらけに。
大事には至らなかったのは幸いですが。

小名浜以外の他のメンバーは
昨日積み込んだ荷物を横浜ベイサイドマリーナで下ろして
洗浄する作業に。

小名浜チームの集合は午前7時。
ミッションはアンカーチェーン、アンカーウィンドラス、アンカーウィンチを船か
ら降ろすこと。

当初、マストを倒して、リギンを外すという話もありましたが、
あの荒海&不安定な足場でマストを倒すのは危険と判断し、リギン回収は断念。

昨夜、宿泊施設に戻ってテレビを観ると、基準値の1万倍の放射性物質が海に直接流
れ込んだとのことで
福島第1原発から40kmしかはなれていない、小名浜も相当の有害物質の濃度が予想さ
れましたが
比企さんはそんなの関係ないということで海へ。
1万倍の放射性物質が流れ込んだ海に防護服も何も無しで飛び込んでいくのは
世界広しと言えども、比企さんと放射能大好きゴジラくらいですよ。
昨日、海に入っていたメンバーは大丈夫なんだろうか....
と不安になりながらも、話を戻しますと、
問題は
どうやって船から推定500㎏、80mほどあるアンカーチェーンを運び出すかというこ
となんですが、
昨日の船から堤防へ渡したラインに吊り下げての回収は
既にそのセットをバラしてでしまったので使えず、
そもそも、そんな重いものを吊り下げて人力だけで運べるはずもなく、
考えたのが堤防から車でひっぱる作戦。
a0051924_22582842.jpg


しかしながら、立ちはだかるのが海から堤防へのテトラの斜面。
普通に引っ張れば、テトラに引っ掛かってスムーズに引くことは不可能。
そこで、チェーンの通り道に津波で流れ着いた空のドラム缶を並べ、
チェーンがドラム缶を這って、つまりは、摩擦抵抗の低い状態でひっぱるという方
法を。
a0051924_2302579.jpg

まずは、ロープを渡し、一方のエンドをチェーンに、一方を水野さんの車に。
ミッション開始!

そない絵に描いたようにはいかないだろうってたらば、
なんと!!ビックリ!!まったくもってスムーズで
今まで悩んだのはなんだったんだって感じで、一瞬で終了。
その他モロモロを回収し、作業は10時30分に終了。
ここから、大移動して、小名浜チームの比企さん、水野さん、新平先生、東出は横
浜ベイサイドマリーナに合流することに。
久保さんは焼津まで帰らないといけないので、ここで終了です。
久保さんお疲れ様でした。
エリックは、奥さんを成田のホテルに迎えに行き、横浜ベイサイドマリーナへ向か
うはずでした、ここまでは。

横浜ベイサイドマリーナに到着すると、そこにはオイルにまみれたおびただしい数
のロープに
水を吸った大小様々なセールが多数。金物も大量にあり、これを安藤マンと、作山
さん、広川さんをはじめとするスージーのクルーのみなさんが
洗って、干しての作業。およそ、横浜ベイサイドマリーナには似つかわしくない光
景で、おしゃれなハーバーは被災ヨットの基地と化してしまいました。
a0051924_2372294.jpg

「ほんとに、これって必要なの....?」と思いながらも皆様のご協力の結果、
なんとか、一段落して、やれやれと思いきや、
あれっ?オーナーのエリックは???
そう、エリックは力尽き、成田のホテルを出ることができないとのこと。
最後の最後まで、お騒がせ&納得のいかないドイツ人さんでした。
a0051924_2375353.jpg

a0051924_238191.jpg

最後はスージーでコーヒーをふるまっていただき、解散となりました。
皆様、本当にボランティアありがとうございました。
いったいこれで僕たちは何を得たのか、それはそれぞれの胸の中に答えはあると思
います。

荷物は、本日、エリックがひとりで横浜ベイサイドマリーナで整理していることで
しょう。
a0051924_2311125.jpg

最後の部品をはずすエリック。どんな気持ちなんだろう。残念です。
a0051924_2325132.jpg

船尾は大きくへこんでいる。それでも穴はなく、2センチのボトム、1センチのハルはすごい!

4月9日
9時にベイサイトマリーナ集合。作山サン、シンペイ先生、安藤マン、水野サン!!
今日はベイサイドタナカさんにお願いして倉庫をお借りし、全ての荷物を運び入れること、そして天気は雨だか巨大なセールを洗うこと。平日の間にエリックがこつこつと作業をしていたので、ほとんど片付いていた。昼過ぎには洗いも運びも終了。おつかれさまでした。
a0051924_2311538.jpg

ジェノアは二枚重ねるタイプ。とても便利出そうだが、重さは半端じゃない!
a0051924_23125165.jpg

すっかいベイサイドマリーナさんにはご協力いただきました。こまった国際セーラーに愛の手。ありがとうございました。
a0051924_23134740.jpg

残念なことになりました。奥さんは涙ながらに「ありがとう!」と日本語で我々に感謝の気持ちを述べられてました。
4月10日
僕は参加できませんでしたが、広川サンシンペイ先生、そしてベイサイドのお友達オーナーさんに手伝ってもらい、無事にセールを干しが完了しました。後はコンテナの手配!エリック夫妻は火曜早朝ドイツに戻ります。


総括
みなさん本当にお疲れさまでした。
シンペイ先生から去年紹介してもらったフライデスのエリック夫妻。
自分もいつか南極をヨットで、、、とう夢に、シンペイ先生がご招待をしてくれました。
イワキのヨットマンと一緒に遅くまで食事をしました。
そんなイワキサンマリーナは消滅しました。
シンペイ先生の「みち」も消滅しました。
そんななかフライデスが発見された!との情報。
なんとか救おう!世界を7周も回ったヨットを日本の地で終わらせてたまるものか!
本気で救えると思ってました。
しかし結果はだめでした。
船自体のダメージより水没したことにより復旧には新艇を作るよりお金がかかること。
そしてそれをエリックが日本の地でやりきること。
それらが廃船を決意させたようです。
やる気になれば鉄の船なので、やろう!と思えばなんとかなるだけに、、、
ポンプアップして船内の荷物を全部運び出そうとしましたが、
12人ではまったく歯が立たなかった。
船内の整理もほとんどできないまま時間切れ。
ポンプアップし、浮力をもったフライデスは満潮とともに浮き上がった。
再生のためではなく、断末魔をあげるために、、、、
はげしく岩場にぶつかり、強力な船体はものすごい音を立てる。
リギンがきれ、マストがあばれる、、、、
苦しんでいる、、、、
フライデスが、、、、
エリックが行っていた。
「この船は本当に死なない!ノーデッドと、、、」
人間の力ではなんともならないことを思い知らされた。
救うことなどまったくできなかった。
脱力感と終息。
倉庫の中にはフライデスの一部が次の出番をまっているように整理されている。
エリックは「また日本に次のヨットで来ます!」
まってるぞエリック!!その時はしっかりみんなにおもてなししてもらうぞ!
イワキの和深さんや今井サンほんとうにお疲れさまでした。
シンペイ先生もみんなを巻き込んだ責任でちょっと気づかれしていませんか、、、、
僕たちは大丈夫です。
これも「遊び」です!
大変でも悲しくても僕たちは笑って行きます。
これからもずっと!!!
by hiki-hiroyuki | 2011-04-10 01:02 | Comments(0)

20110327

20110327
シンペイ先生の船が今回の地震で被災されました。いわきサンマリーナが壊滅したとのこと。
地震からやっと道路が通れるようになり、ハーバーの皆さんが集まり作業をするということをお聞きしたので、助っ人として動向させてもらうことにしました。

シンペイ先生には、本当にお世話になったので少しでも恩返しができれば、、、という気持ちと、シンペイ先生よりご紹介いただいたフライデスも流され、舵の読者が磯に打ち上げられた写真を投稿してくれ、磯場に乗り上げていることはわかってはいたが、正確な情報が入手できないままでした。

先生も気になるものの、被災しているイワキの仲間に貴重なガソリンを使って探してくれ!というお願いもできないまま、日にちだけが過ぎて行きました。
やっと常磐道が開通し、ガソリンはまだまだ手に入りにくい状況で下が、イワキマリーナにみんな集合することになり、シンペイ先生に動向させてもらうことになりました。

3月27日 
先生の流れた倉庫の後始末とフライデスの捜索に朝6時に品川駅に集合し、シンペイ先生と二人イワキに向かいました。阪神大震災を経験しているので、「地震」はまだ記憶にしっかりありますが、小名浜の被災地をみて「水害」と感じました。揺れての崩壊より、明らかに水害でした。
ハーバーは本当にすべてのものが津波にもっていかれたという状況でした。シンペイ先生の船も行方がわからないままです。そんな中ヨット仲間が集まり車をはしらせ、フライデスも見つけることができました。見つかった写真をすぐにドイツのご夫婦にメールをして状況を伝えました。いても立ってもいられないと、すぐに準備をしてドイツを発つとのメールが来ました。
週末に向けてフライデスの事務局を立ち上げ、イワキのヨット仲間にも協力を得て、フライデスの救出チームを作ることにしました。結果は廃船というとても残念な結果となりましたが、改めブログにアップいたします。
a0051924_2244629.jpg

a0051924_2244292.jpg

桟橋もヨットもすべて持ち去った津波。
a0051924_22451081.jpg

シンペイ先生の愛艇「みち」も行方がわかりません。絶望的な状況にシンペイ先生はほんとに悲しそうでした。
a0051924_2246188.jpg

この高さまで波が抜け、すべてを飲み込みました。
a0051924_2247183.jpg

車の侵入止めのステンレスがぺしゃんこにまがってます。なんという力がかかったのか?
a0051924_22481712.jpg

a0051924_22485362.jpg

a0051924_22494718.jpg

流されたコンテナ式のもの入れは防水のドアがきき、中身はほとんどぬれずに大切な工具などは助かりました。すべての道具を和深さんに渡すシンペイ先生「ヨットやめないでくださいよ!」と、僕は心でさけんでました。
a0051924_22514393.jpg

シンペイ先生のYA-8のエンジン整備に使った、トルクレンチをバイクに凝っている僕にプレゼントしてくれました。大切に使わさせていただきます。
a0051924_2253386.jpg

発見したフライデス。
a0051924_22533832.jpg

a0051924_2255918.jpg

最初は開いたハッチが盗難ではと思ったのですが、津波の力ですべてのハッチが破壊されていました。この時点では「必ずひっぱりだしてたすけてやる!」と心で誓っていました。結果は助けることができませんでした。何とも言えない脱力感、人の力が及ばない無力感にとらわれることになりました。改めみんなで力を合わせて行ったフライデス救出の模様は改めブログにて。。。。。
by hiki-hiroyuki | 2011-04-07 22:59 | Comments(0)