2016年 05月 04日
ドカティーF1レストア絶好調46
まずはアルビスペシャルのレクチャーを受けまいした。タンクを外すには覚えなくてはなりません。昔のバイクと違いセイフティーがすごい!ですが邪魔くさいです。
いよいよF1のヘッドとピストンの取り付けです。
リングの隙間のチェックから。この隙間計測からシリンダーの径が広がりすぎてないか(磨耗)どちらのシリンダーが径が大きくなっているかの判断にもなります。
ピストンリングの隙間を測ると、従来通りのリアとフロントピストンに、シリンダー径とピストン径の誤差があり、前後以前のままの取り付けとなります。マニュアルの測定値内の数値でした。
シリンダー内径はこんな工具で測れるのでした。すごい!すごい!
スタッドボルトは全て新調しました。モリブデングリスをエンジンオイルで薄めたものを塗ります。
ピストンピンのCリングがとにかく入りません!剛性が高かすぎます。特殊工具あるのかな???
とてつもない上下動に対して、ピストンのクリップは上または下がセオリーです。(仲川さん談)
全てホワイトガソリンで洗浄です。
スタッドボルトの締め付けトルクは約1kg、いろいろ諸説はありますが、ボルトの締め付けが3.5kgなのでその3分の1ぐらいが目安です。
リングの面取り。突き当る両サイドは数回ヤスリを動かすのみ。間は面取りを行います。
ちょっとしたギャグです。さすがの仲川さんもこんなことがあります。実は最初からエンジン下ろして全て組めば今日1日の作業はすごっく楽でした。
パッキンが少し折れていたので一応シールをぬりました。
ノックピン入れ忘れてました。
かなり隙間があったのでリップ付きのシムを入れまいた。締め付けトルクがしっかりと効きました。
特殊工具もなければすぐに作ってしまいます。ピグ溶接で一瞬で出来上がりです。
力学的に摩訶不思議な関係です。ヘッドのボルトは締め付けトルク3.5kg
無事にヘッドがのりました。
仲川さんも久しぶりのドカのエンジンに遠〜い記憶を思い出しながらの作業でした。
しかしどんなエンジンでも組めてしまうのは本当にすごいです。
たくさんのノウハウを教えてもらいました。素人の僕には勿体無いぐらいのノウハウです。しかし見て聞いただけではダメですね。にわかバイカーにはハードルが高すぎます。少しづつでも覚えていきたいですね。
さあいよいよエンジンも完成!コグベルがつけば後は電気配線を済ませれば完成です。
もう一息です。